消費税増税前のすべりこみ
消費税の増税が目前に迫ってきましたが、日本経済はこの先どこへ行くのでしょうか。
祖父、父、私と3代にわたって家を立て続けてきた私の建築事務所は、今までにないほどの新築の依頼をうけています。
祖父も「今までこんなに注文があったことは無かった。」と言っています。
実際一日に数件単位で新築のご依頼を受けています。
増税前バブル?とでもいうのでしょうか、友人の自動車販売業も注文が殺到しているとのことでした。
こう忙しいと、手を抜かざるをえないとも言っていましたが、それは私たち大工にとっても同じかもしれません。
じっくり、丁寧に、施主様の話を十分に理解しながら家を作れているかというと、「はい」とは言い切れないかもしれません。
2年分の仕事を半年でやりながら、来年の新築依頼はどうなるのかなぁ。
などと考えています。
なんだか消費税増税後の家を先走りで建てている感がいなめません。
どうせなら、パッと消費税を予告なしに上げてしまってくれれば良かったのか悪かったのか。
難しい事は分かりませんが、受けきれるだけの仕事を長い期間受けていくのが一番の仕事の受け方だと思っていますし、施主様の為にも良いかと思います。
「消費税増税後、1年くらいは受注が半分くらいになるんじゃないか(笑)」などと建築現場で冗談混じりに話していますが、どうでしょう。
冗談でいてくれると助かるのですが…
東日本大震災で被害を受けた方の一日でも早い復興をお祈りいたします。
子供の頃の消費税
私が子供だった頃、消費税は3円でした。
3円でしたというは誤りです本来は3%です。
しかし私は子供の頃消費税は3円なんだと思っていたのです。
100分のお菓子を買うときは、100円と3円を払う。
85円分だった時も3円のショウヒゼイを払う。
200円の時も3円。
20円の時も3円。
私の近所の駄菓子屋さんはそうだった気がします。
今はもうお店を閉めてしまったので問いつめに行く事はできませんが。
たしかにそうだったのです。
日本の税収を増やすためなのでしょうか。
それとも借金を減らす為なのでしょうか。
消費税の増税がまた叫ばれています。
もう子供ではないので、100万円の車を買う時に3円の消費税でご勘弁を。
と言う訳にはいかないでしょう。
日本経済を立て直す為なのかもしれませんが、借金を返すためであれば、借金を作った人たちに返して欲しいものですね。
「借りた金返さんかいゴルァ」はバブル世代のおじさまおばさま達に言ってもらいたいものです。
もっと簡単に、日常生活に煩わしくない、タバコ税とか酒税、法人税、所得税といった一回ぽっきり計算すればいいものからとればややこしくないのに。
例えば、ある年齢から税金を上げるとか(バブル世代狙いですみません)。
そうすれば、私が子供だった頃のように、一律3円の消費税をいただいております。
といった駄菓子屋さんはなくなるのではないかなと考えています。
税金てそんなに必要なのでしょうか。
事業仕分けをたまにはやって欲しいものです。