年齢詐称が彼にバレて怖い顔で求められ

男性と女性の年の差は実はとても大きな問題だと思いますが、気持ちの面では人によって違いがあるだけで年の差にはあまり関係ないような気がします。
うちの場合、主人が8歳年下です。

趣味を通じて出会ったので、しばらくはお互いの年齢など知りませんでした。

個人的に付き合っていたわけでもないので、軽く年齢を聞かれても5歳くらいごまかして答えていました。
何度か会ううちに付き合ってほしいと告白され、本当の年齢を言いそびれたまま2年ほど交際しました。

彼は出会ったときから結婚を意識していたらしく、3歳年上だと知って「金のわらじを履いてでも探せ」ということわざを思い出したそうです。

デートをするたびに何度かその話を聞かされ、余計に本当の年齢を言い出しにくくなってしまいました。
彼に対する思いは深まっていくものの、罪悪感がいつも付きまといました。

交際3年めの出会い記念日に、何も言わずに彼が指輪をくれました。
とまどっていると、指輪を私の左手の薬指にはめてくれたのです。

彼はただニコニコ笑っているだけで、何も言ってくれません。
困った私はとうとう、頭を下げて泣きながら本当の年齢を告白したのです。
彼の怒り出す姿を想像しながらうつむいていると、ひとこと彼が言いました。

「知ってたよ」と。
今はとても幸せな毎日です。

自意識過剰な人は愛おしい

自意識過剰っぷりが過剰な人がたまにいる。
たとえば、合コン連れて行ってよ、とのりのりで行っておきながら、いざその場になると何もしゃべれなくなる人。
なんでしゃべらないの、とたずねると、「いや、自分はいいです」と言う。

これは極度の人見知りがなせる業かと思っていたが、どうやらそれだけではないらしい。
その人達いわく、頑張っている自分を傍から見られて、あの人すごい頑張ってるね、と思われるのが耐えられないらしいのだ。
自分は合コンに来ているが、決して頑張っているのではない。
ここにいるのだって、あくまで頼まれて仕方なくだ、というスタンスを自ら演出しているのだ。
私はこの手の人たちが、たまらなく愛おしいのである。
人によれば、そういうふうに頑張ってないふりをしている方がダサい、らしいのだが、そうまでして自分を装っている人たちの繊細な人間性を鑑みよ、と言いたい。
そういう人たちは、常に自分が周りからどう思われているのかを気にしているのだ。
というより、それしか気にしていないのだ。
なんて自分に自信がないのだろう。
自分が良しと思ったら良しなのではなくて、周囲からゴーサインがでないと何もできないのだ。
本当に、小鳥の心臓のようにもろくて繊細なひとたち。
できることならば、その過剰な自意識で覆ったところを、さらにすっぽり包んであげたい。
確かに自意識過剰が過ぎるとかっこ悪いよ、でも、そんな格好悪さに気づいてないあなた輝いているよ、と言ってあげたい。
けれど断っておくがけっしてからかっているのではない。
本当に、そんな繊細な人たちを見守ってあげたいと思っているのだ。
何故なら自分も少なからずシンパシーを感じるのだから。

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