告白する時に意外と大切なこと
私は告白をするときの服装というのはとても大切だと思っています。
大学生の頃、先輩に告白をされました。
はじめはメールで告白をされ、直接話したいから会いたいと言われ翌日会うことにしました。
もともととても仲が良く、よく一緒に遊んでいた先輩でした。
まさか私に好意を持ってくれていたとは思いもよらないことでしたし、当時私は長く付き合っていた人と別れたばかりで次の恋愛など考えられる状態ではありませんでした。
けれど友達に失恋を忘れるには新しい恋だよと言われ、特にその先輩のことはお兄さんのように慕っていたので、もし彼がまだ私が本気でその人のことを好きになっていない状態でもいいと言ってくれたら、お付き合いしてみようかなと考えていました。
その人のことはきっと好きになれると思ったのです。
そしていざ呼ばれた場所に行ってみました。
すると彼はものすごく派手なオレンジ色のダウンを着ていました。
なんだか私にはそのダウンがとても浮いて見え、いつもの彼とは違って見えました。
そして告白をされました。
前日までお付き合いしてみようと考えていたはずなのに、私はお断りをしてしまいました。
というのもオレンジ色のダウンを着た彼を見て、彼と手をつないだりキスをすることはできないとふと思ってしまったのです。
もし彼がその日、いつも通りの服装で来てくれていたら答えはイエスだったと思います。
それ以降私は誰かに告白する機会があったら、張り切りすぎずいつも通りの服装をすることを心がけるようになりました。
くもり後晴れになるかもしれない私の恋
曇りの日、結構私は好きです。
洗濯物もお日様の力でパリッとし、ゴワゴワしがちになりますが、曇りの日はなんだか柔らかい仕上がりになっています。
そして、日差しも強くないし、雨も降らない。
天気としてグレーな曇り、私は恋においてもグレーな存在です。
グレーな私は今実は浮気をしています。
いや、何も行動はしていません。
ただ彼よりも好きな人ができてしまった、心の浮気なのです。
彼に何度もその話をし、勝手なことは分かっているから別れてほしいと謝り、頼み込んでいます。
ただ、彼はなかなか別れてくれず、もしその好きな人に告白して彼女にしてくれるって言われたら、その時別れればいいじゃないかと言うのです。
完全に私は今の状態で好きな人に告白したら振られると思います。
だって、同じクラスの男の子で、彼も私も3人ともクラスメートなのです。
だから、クラスのみんなは私たちの付き合いを知っているし、しっかり別れないままその彼にアタックしたら玉砕することくらい、バカな私にだってわかります。
そして、部活動の時間の今曇りの日だから彼がすごく見やすいところでプレーしているのです。
私はテニス部、彼は水泳部。
プールはテニスコートの隣に位置しているのですが、プールの水がキラキラしないので、すぐに彼の居場所が分かります。
キラキラ反射している彼もすごくかっこいいのですが、やっぱりちゃんと顔や姿が見える方が私は嬉しいです。
心も曇りな私はどうやってこの状況を打破していいのか、未だにわかりません。
彼と早く踏ん切りをつけるのが一番なのでしょうが、口のうまい彼にいつも私は流されてしまいます。
今日こそは帰り道、彼にきちんと別れてもらおう。
そしたら、私の心は快晴になるのかそれもまた違うかもしれませんが、一歩先に進みたくてうずうずする毎日はやり切れない思いでいっぱいです。