疑問
どうでもいいことではあるのだが、最近目にする度にいらっとしてしまうことがある。
フェイスブックの弊害のひとつだと思う。
ただ単にあまり仲良くないだけだけれど、友人登録せざるを得ない場合がある。
設定はあるのだろうけど、そういうのに疎い私の携帯には、ご丁寧に毎日「このひとの何がアップされました~」とメールで通知がくる。
大体、私個人としてはフェイスブックをまったく活用していないので、そのメールだけでも不要である。
ただ、仲良しの友達のアップのお知らせだと別に不愉快ではない。
そして、仲良しではない人のアップのお知らせがきたところで、スルーすればいいだけの話なのでどうってこともない。
…はずなのだが、どうしてもスルーできないいらっとポイントがあるのだ。
彼女は専業主婦で、郊外の一軒家に住み、フェイスブックはもっぱら飼い犬の話だ。
愛らしいポメラニアンのいろいろな服を着せた姿、なんとか大会で優勝しました、とかそういう話。
わんちゃんに感謝している、一番下の娘だ、と彼女は言う。
まあ、お金持ちのマダムの暇つぶしだと思って、別にその辺はどうでもいい。
問題はここから。
彼女はたまにどこかのサイトや彼女の犬仲間の情報をシェアする。
その内容の多くが「里犬募集」飼い手が決まらないとこの子は今週末に殺されてしまいます、だれか助けてください!という内容のもの。
そしてその次の自分のアップで、「近くに猫カフェできました。子犬が3万円で売ってる!やすーい」と書いていたりする。
あほか、と思わず口をついてしまった。
個人的にペットショップ、という存在を少し疑問視しているせいかもしれない。
個人的にかわいい動物がほしいのはわかるけれど、そういうひとがいる限りは殺される動物はいなくならないと思っているせいかもしれない。
個人的に彼女が嫌いなだけかもしれない。
だけど、30万するポメラニアンを抱いてそんなことシェアされても、と正直思ってしまう。
その自己満足さにほとんど嫌悪感。
まあ他人の価値観に口出しすることでもないけれど、知らないでいたいことを知ってしまう、近頃のハイテクって恐ろしいという話。