結婚式が私に残してくれたもの
結婚式、もう一度あの日に戻るのなら私は結婚式はしません。
そして、夫になる男性と二人で海外に旅行するというくらいで済ませてしまいます。
結婚式って、やはり未婚だったからこそ、夢や希望を持つ大きなビッグイベントです。
本当に今思えば…ということなので、その時はすごく楽しかったし、とても幸せな時を過ごせました。
みんなに祝福され、同じ時間を自分の親しい人たちを集めて共有できる人生最初で最後のイベントです。
自分の知り合いをこんなに集められることができるのは結婚式とお葬式の時くらいじゃないのかな…なんて思ってしまう自分もいます。
そして、もう私の歳になると大体結婚式で使われている費用が分かってきます。
お料理やお色直し、デザートの質や引き出物など、いやらしい話ですが場数を踏んできただけに相場が分かってしまいます。
そして私の友達も同じようなことを言っていました。
自分たちの時にはまだみんな若かったので、結婚式を挙げる人も少なく、こういうものなんだと思うだけで終わっていたのです。
でも、晩婚の友達がいると久しぶりの結婚式であんな感じかな、こんな感じかなと経験上想像してしまうのです。
晩婚で式を挙げた友達が言っていましたが、そういう目で見られると思ったらすごくやりづらかったと言っていました。
結婚式は多額のお金が費やされます。
また、不透明な値段も多く、値札表の様なものがないため、素人から見るとドンブリ勘定の様にも思えてしまうかもしれません。
でも、それ以上の価値が結婚式にはあるのです。
みんなにおめでとうと笑顔で言ってもらえる喜び、あの感動は今でも覚えています。
最高に幸せそうな笑顔の自分の写真をたまに見ると初心に戻ります。
旦那と喧嘩した時に結婚式の写真を見ると自分の矢探れた心が浄化されていくような気さえするのです。